GALAPAGOSのAndroid2.3化メモ

4月末に一目惚れして購入したGALAPAGOSの5.5型モデル「EB-W51GJ-R」。GW中はこれに2000ページほどのPDFファイルを入れて、読んでいた。


その後、GALAPAGOSストアにラノベが結構ラインナップされていることが分かり、結構な数を勢いで買ってしまった。最近ではMF文庫などもレーベルに加わり、購入ペースは上がっている。


そこにきて、今回のAndroid2.3化アナウンス。本来は7月25日予定だったが、大人の事情(?)で8月11日に延期となっていた。昨日、そのアップデート作業を行ったので、メモにしてみた。


バージョンアップ!


Wifiをつなげて、「サーバ確認」をすると、バージョンアップのお知らせと手順が落ちてくる。その後まずはシステムのアップデートに約20分。この段階では以前の画面と同じ。もう一回「サーバ確認」をしてAndroid2.3化のアップデートのお知らせが落ちてくる。Android2.3化も約20分。ここまで問題なく終了。逐一見ていたわけではないので、時間は適当。


詳細はバージョンアップ手順| メディアタブレット:シャープ
ACアダプタは繋げておいたほうがいいですよ〜。バージョンアップ中に電源落ちたら((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


なん・・・だと・・・


Android2.3化して、まずやりたかったのは、Evernoteを入れること。ストアに接続して、Evernoteを検索するが、出てこない。ま、他のアプリを入れるか、そのうち見つかるだろ、と、火狐やオペラ、AdobeReaderを投入。セキュリティ対策も行う。


で、ブラウザ上げて「おー、オペラはブラ三動くやん!」とか感動しながら触っていたのですが。。。それでも見つからない。


ようやくEvernoteのダウンロードページにたどり付き、「ダウンロード」のボタンを押すと・・・「導入機種を選択してください」の画面。クリックすると「EB-W51GJ-R」の文字はあるものの、アクティブ化していない。脇に一瞬だけ「この端末は対応していません」の文字。


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ストアで検索しても出てこなかったのは、対応してないからなのか?


分かってはいました。全てのアプリが動くわけではないこと。個人開発のアプリが動かないことはあるんだろうな、と。でも、Evernoteのようなメジャーなのが動かないはず無いと思ってた。


2011/10/29追記
昨日久々にアンドロイドマーケットに行ったら、対応したみたいで、無事導入できました^^
快適だぁあ!

仕方ないので色々入れる


まー、wifiモデルだし、仕方ない・・・と自分を鼓舞してさらにランチャーやらコミックビューワーやら、メモ編集アプリ入れる。文字のフリック入力は最初加減が分からず、妙に力が入ってしまったが、何とか慣れた。YouTubeは結構綺麗にカクカク感もなく表示できた。

全体的な感想としては、GALAPAGOSのAndroid 2.3化はお得感のあるアップデートだった - ITmedia eBook USERと同様、お得感、ワクワク感はあります。


ただ、あの発熱はどうにかならないだろうか・・・。Kindleでは何時間使っていても発熱を感じることなど無かった。GALAPAGOSでは、充電中だけでなく、普通に本を読んでいるだけでも、結構な熱を感じる。ケースを付けているが、それでも熱くてたまらない。


↓ケースはコレね。
[rakuten:elecom:10013990:detail]


装着すると厚くなって、システム手帳っぽくなってしまうけど。もう少しKindleの皮ケースみたいに薄くできないものか。縫製もよくないし。


ついでに書籍コンテンツについて


これまでGALAPAGOSショップで購入した書籍は、バージョンアップ後も全て同じように読める。表示レスポンスも変わらない。システムのバージョンアップをすることで、フォーマットの違う講談社の本も買えるようになったみたい。「宇宙兄弟」「へうげもの」「のだめカンタービレ」などのメジャーな作品がラインナップに入っている。


ただし現在発売されている全てが読めるわけではないのは、お約束なのか。印刷代もかからないのに、値段は同じだし・・・。まぁデータ作成にお金はかかっているでしょうけど、同じ値段なのもどうなんだろう。


ラノベをよく買うというのは先に書いたけど、これの挿絵やカラーページについても一言いいたい。出版社によって、挿絵やカラーページの規格が違うように見える。小さい画像サイズでしかも解像度が低い出版社がある一方、画像が荒れない程度の品質の社もある。また、ラノベでありがちな、見開きカラーページは、GALAPAGOSを縦にしようが横にしようが同じサイズ。拡大もできない。本文は三段階に拡大できるんだけど、画像はできないみたい。だから、見開きカラーページに文字が入っていても、読むことは正直難しい。


いいところも少し。GALAPAGOSストアでは、先日お亡くなりになった小松左京先生の追悼特集で、「日本沈没」や「さよならジュピター」などの作品が急遽ラインナップされた。こういう取り組みは嬉しい。私も懐かしさでつい買ってしまった。こうした取り組みがさらに進んで、各種文学賞を受賞した作家の作品が受賞作も含めて(←これ重要!)、すぐに読めるようになってほしい。


コンテンツとしては、GALAPAGOSストアはそこそこ持っている方だと思う。今は各出版社の足並みが揃っているとは言えないし、ストアの整備ばかりが先行して、コンテンツが揃っているとはお世辞にも言えないストアもある。著作権とか、著者との取り分とか、取次の問題とか、色々難しい問題があるのはわかっている。でも、通常の本屋と同様、新刊発行されたら即、電子書籍も発行してほしい。それが普通にならないと、ユーザーは「どっちで買おうか」と悩むことになる。紙がいい人は紙で買えばいい。電子書籍で欲しい人にも同じタイミングで供給してほしい。


それが当たり前にならないと、電子書籍の市場は尻すぼみになってしまうと思う。出版各社の今後の取り組みに期待したい。